月経過多でミレーナを装着した私の1年間の体験を記録。装着直後の痛みや出血、位置ズレによる不調、抜去処置、ポリープ発見まで詳しく紹介。ミレーナを検討中の方へリアルな声をお届けします。
ミレーナとは、IUS(Intrauterine Systemの略で、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム)と いわれるもののひとつで、子宮内に装着する小さなT字型の装置のこと。ここから女性ホルモンの一種、プロゲステロン(黄体ホルモン)が持続的に放出され、過多月経や月経困難症の改善が期待できる。一度装着すると、最大で5年間効果が持続する。
装着後の出血や痛みの変化|1か月のリアル記録
ミレーナ装着後は、出血や腹痛がどの程度続くのか気になる方も多いと思います。ここでは、実際の1か月間の経過を日ごとに記録した内容をもとにご紹介します。
【装着当日〜1週間目】2/4 生理4日目に装着
- お腹がグニュグニュする感じ
- 痛みは少なめ、トイレで少量出血
- 生理痛のような痛みがあり横になる
- 翌日からも少量の出血が続く
【1週間以降〜1か月】
- 3/13に500円玉より大きな出血
- 茶色のおりものに変わり、4月まで出血が続く
- 「早めに始まり長く続く生理」という印象
体が慣れるまでに数週間〜1か月かかると心得ておくと安心です。
ミレーナの位置ズレと体調変化|気づいたきっかけとその後
装着から3か月検診にて、「位置が1cm下にずれている」との診断を受けました。
本来あるべきところより下に落ちかけてきている。
あと1回は取り出して入れ直すことが可能と言われるがまだ効き目も感じられたので様子を見ることに。
その影響で以下のような変化がありました。
- 月に2回生理が来る
- 出血量が戻る
- 貧血がひどくなり、疲れやすくなる
定期検診で位置ズレがわかることもあるので、違和感があればすぐ相談を。
ミレーナの抜去とポリープ除去|突然の処置とその内容
ミレーナ装着から1年経過と1ヶ月が過ぎる頃、生理の出血が10日以上続き、
止まる気配が感じられないため受診するとミレーナが出かかっている状態でした。
処置の流れは次の通りです。
- 医師による内診で状態確認
- ミレーナをその場で抜去
- 同時に子宮頸管ポリープも発見し除去
- 検体を検査に回す
抜去は糸を引っ張り一瞬ですが、カチャカチャ器具の音が聞こえ私の足は震えていました。事前に心の準備があると安心です。
ミレーナを使ってみて感じたメリットとデメリット
【良かった点】
- 出血量が一時的に減って快適
- おりものシート程度になる
- 毎日の薬が不要
- 医師管理下で使える安心感
【困った点】
- 不正出血が続くこともある
- 位置ズレで効果が落ちる
- 貧血が悪化するケースも
体に合えば生活が大きく変わる一方で、定期的なチェックが不可欠です。
今後の選択肢|ミレーナ再挑戦?薬?それとも自然に任せる?
現在、以下の選択肢を検討中です。
- もう一度ミレーナを装着する
- 朝晩の飲み薬に切り替える(例:ジェノゲスト)
- 自然にまかせて様子を見る
医師と相談しながら、自分に合った方法を見つけていく予定です。
おわりに|ミレーナ体験からわかったこと
月経過多に悩んでいた私にとって、ミレーナは挑戦してよかった治療法でした。
装着してすぐに生理が止まったorおりものシートで済む程度の人もいるようで
生理かどうかわからない、取り替える5年目まで生理の存在忘れてたといった体験談も聞きました。
今後の参考になるよう、この記事がどなたかの背中をそっと押せたら嬉しいです。
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